2013年9月26日木曜日

海外学振の面接(2013数物系)に行ってきた

海外学振の面接に行ってきました。
この面接に際して、あまり具体的な情報が見つからなかったので、記録半分、来年以降の面接を受ける人のため半分、でメモを残します。専門は理論物理の素粒子現象論です。


2013年からの変更点は、A0ポスター1枚で4分プレゼン+6分質疑から、スライド(枚数無制限)で4分プレゼン+6分質疑になったことです。

まず、スライドの準備。
審査委員はだいた6人ぐらいで、専門家はせいぜい一人ぐらいだろうとの情報があったのですが、実際にそのとおりでした。
したがって、分野外の人に対し、自分でも読むのが耐えがたい研究計画をそのまま話すのは不可能なわけです。

自分の場合はざっくり2つのテーマがあって、理論的研究で2つ、実験的研究で3つに話したいことがありました。これを4分で話すのは当然無理なので、理論で1つ実験で1つの計2つに絞り、他の3つはスライドに列記するが、説明はしないという手段をとりました。

はじめは3つに絞って話そうとしてスライドを作ったのですが、どう練習しても4分に収まらないので2つに絞った経緯があります。

構成としては、イントロ・背景に1分半(スライド3枚)、理論研究の業績・研究計画について1分(スライド1枚)、実験的研究の業績・研究計画について1分(スライド1枚)、まとめと展望に30秒です。細かいことをいうと、使ったソフトはキーノート、バックグラウンドは普段使わないかっこいい黒系のやつを試しに使ってみました。

スライドのチェックは何人かの研究者にしてもらいましたが、口頭練習はしませんでした。ここで、白バックグラウンドがいいのではという指摘もでましたが、作りなおすのも面倒だったので、黒系のままで最終版を作りました。

スライドの作成で注意したのは、本当に必要なキーワードしか書かないこと。例えば、グルイーノとかストップとかには言及せず、単に超対称性粒子とまとまるように気をつけました。そして、なぜ海外に行く必要があるのか、これは海外学振では言及する必要があるので最後のスライドで述べました。


では当日のことについて。

まず服装で悩む。なぜかというと、素粒子論の会議・発表ではインフォーマルな服装が許されてるからです。事実、これまで大学院の面接も含めてスーツを着たことがない。せいぜいYシャツにチノパンぐらいです。ただ、周りの人でDCやPDの面接にはスーツで行ったとの話を聞いたので、スーツを引っ張りだしてフォーマルな格好で行きました。

これは結果的によかったと思います。なぜなら、他の面接者はみなスーツで(まあこれは本質的な問題ではないんですが)、私服だと少し浮くような空気だったからです。

ちなみに麹町の学術振興会のビルはわかりにくかったです。周りに比べると大きなビルではなく、目立たないので1回通りすぎて焦りました。

30分前に会場につくと控室に案内されて、プロジェクターの接続の確認ができます。Macユーザーとしては接続確認ができるのはありがたい。事前案内ではポインターはないという旨のことが書いてあったので、持参していったところ、会場にもありました。

15分前に「数物系科学」と張り紙がしてある面接室の前に通されます。そこで、スライドのコピー15部を事務方に渡すのですが、凡ミスが発覚。
スライドのタイトルが申請した研究課題とビミョーに違うのです。具体的には、「素粒子標準模型」のところを「標準模型」として、印刷してしまったわけです。ここには細かい事務チェックが入りました。

パソコンをプロジェクターに接続し、研究課題と名前を行ってプレゼン開始。
ぱっと見たとき、自分の専門分野で顔見知りの研究者が面接官の一人であることに気づきました。

4分という短時間でやるため、発表者画面で時間が確認できるのはとても助かりました。
プレゼンは4分キッチリで終了。

次に質疑応答。
6人(たしか)いた審査員の中で、質疑応答から素粒子を知ってる人が少なくとも3人いたと思います。2人が理論で、1人が素粒子実験だと推測されます。
その3人からそれぞれ1つずつ質問が出ました。
1つ目は、リーダー的な理論の方から「自分の独創性や貢献はどこ?」という質問でした。
次は、実験の人から具体的な内容の質問。
最後に、知ってる研究者から「色んな模型をやってるみたいですが、自分のオススメはどれ?」
という質問でした。自分の回答は省略します。

これで6分の質疑応答が終了しました。残りの3人もちゃんと聞いている様子だったので、はじめ予想してたより話し甲斐はありました。どちらかと言えば、手応えはありました。

以上です。


(追記)
無事に面接採用になりました。少なくとも面接で大きな減点はなかったということでしょう。

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